熊本弁護士会所属 弁護士法人リーガル・プロ

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■コラム
     
     
 


  

コラム-鹿瀬島

鹿瀬島 正剛 鹿瀬島 正剛
Seigou KASEJIMA
・昭和42年8月8日生
・早稲田大学政治経済学部卒
・平成12年弁護士登録
・熊本県弁護士会において,子どもの人権委員会
,消費者問題対策委員会,倒産事件に関する協議委員会に所属
・熊本県消費生活審議会審議委員

★過去のコラム★
 H18年 3月まで/4月/5月/6月/7月/8月/9月/10月/11月/12月
 H19年 1月/2月/3月/4月/5月/6月/7月/8月/9月/10月/11月/12月
 H20年 1月/2月/3月/4月/5月/6月/7月/8月/9月/10月/11月/12月
 H21年 1月/2月/3月/4月/5月/6月/7月/8月/9月/10月/11月/12月
 H22年 1月/2月
 平成22年3月22日(月)

 ボクが所属している・・・。

 
異業種交流団体

 「
一期一会

 今月の例会は,久しぶりに,会員の中からお二人にお話しをしていただきました(^_^)v

 テーマは・・・。

           「
冥利につきる

    

 エステサロン 
mano mano を経営されている
 「
隈部知佳」さん(写真左)



 
青柳若女将
 「
倉橋恭加」さん(写真右)

のお二人が,
対談形式でお話しをしてくれました・・・。

 お二人ともご結婚をされており,若女将は2人のお子さんのママでもあります(^o^)。
 働きながら,家事や子育てをするなんて,ボクには到底考えられません・・・(^_^;)・・・。

 それだけでも
尊敬に値するんですが,
このお二人の
魅力的共通点。それは・・・。

 名前が「
」で始まり,「」で終わるところ・・・。

ではなくて(^_^;)

肩の力が脱けている
ところなんですよね(^o^)

 
女だからより頑張んなきゃ(>_<)。
とか
 
女だからといって馬鹿にされたくない(>_<)。

とかいうものを微塵も感じさせないんです。

 
むしろ

 
女性に生まれてきたことを誇りに思っている「」としたステキなお二人です。

 皆さんも一度お話しをすれば,きっと,ボクのように「
ファン」になってしまうことでしょう・・・。

 是非,お二人のお店に遊びに行ってみてください。

 では,では(^_^)v


 平成22年3月12日(金)

 
先日

 久しぶりに家族で
本屋さんに行き・・・。

 買った本は・・・。

           

 「
そんなの読まなくても知ってるんじゃ?

と言われました・・・(^_^;)・・・。

 
確かに

 内容的には,知っている
知識しか書かれてありません。

 
しかし

 まず,ボクが着目したのは,「
題名

 「
法律力

というところではなくて,「法律力」と
比較されている能力。

 挙げられているのは・・・。

 ① 交渉力
 ② 営業力
 ③ 会計力
 ④ 企画力
 ⑤ 質問力
 ⑥ 人脈力
 ⑦ マネー力
 ⑧ 販売力
 ⑨ 発見力
 ⑩ 問題解決力
 ⑪ マーケティング力
 ⑫ 組織力
 ⑬ 現場力
 ⑭ 情報分析力
 ⑮ 英語力
 ⑯ 地頭力
 ⑰ 社長力


 一般的な「ビジネススキル」と比べる形で,「
法律力」なる造語を使うあたり,センスを感じます・・・。

 
しかも

 書いたのは,現役の
弁護士で,全員ボクよりもい・・・。

 
では,我々弁護士に要求される能力は?

 「法律力」

 これは,当たり前です。

 特にボクらのように,
庶民の方を依頼者とする弁護士に必要な能力。

 それは・・・。

 「
翻訳力

 難しい法律用語や法律の解釈を一般人の方に分かりやすい「
コトバ」で伝える能力が要求されます。

 
この本にその能力が感じられるか?
という視点で読んでみる・・・。

 
確かに

 日常生活の中で起きるトラブルの中で,事前に知っておきたい「
知識」がイラストや図表等を用いて,
分かりやすい「
言葉」で書かれています。

 
しかし

 残念なことに,すべて,「
説明」されているんですよね・・・。

 「
問いかけ」がないんです。読者に対する・・・。

 
我々弁護士に本当に求められている能力

 それは・・・。

 「
共感力

 だと思うんですよね?

 依頼者の
心の痛みを感じる能力と言い換えてもいいですが・・・。

 この筆者らは,この本を手にした読者が,

 「
ふぅ~ん。なるほど

と言って読んでいる姿を期待して書いたのでしょうか?

 ボクは,違うと思います。

 「
へぇ~!?
 そ~なんだ!!


と楽しみながら読んで欲しかったのではないでしょうか?

 それには,もうひと工夫欲しかったなぁ~。

 でも

 内容は,とても良い本なので,興味のある方は,書店で立ち読みせずに,買って読んでみてくださいませ。

 では,では(^_^)v


 平成22年3月2日(火)

 先週の
土曜日

 
日弁連・九弁連・熊本県弁護士会が共同で開催したイベント

      「
法曹人口問題
     シンポジウム


 なるものに,何と(!),熊本県弁護士会の
若手代表として,パネルディスカッションで発言してきました(^_^)v

    

 「
ホントにボクでいいんですか?

 「
きっと後悔しますよ!

 そう何度も念を押したんですが,先輩の先生方に快く背中を押して頂き,思い切り発言してきたのであります・・・。

       「
法曹人口問題

 たぶん,一般の方には,何の「問題」でもないと思われている「問題」です。
 現在,
司法試験合格者は,年間約2000人
10年ほど前,ボクが合格したころは800人でした(^_^;)),
殆どが弁護士となることから,
弁護士の数が急増しているのです。

 熊本県弁護士会も,この
10年で約2倍に弁護士が増えました!

 「
弁護士が増えたら,頼める人が増えるんだから,何の問題があるの?

 そう一般の方は思われるでしょう・・・。

 
しかし

 新規の弁護士の
就職先が見つからないということが現実問題として起きているのです・・・。

 「
資格持ってるんだから,自分で始めればいいじゃないの?

 そう思われる人も多いと思います。
 ボクも内実を知らなければそう言ったと思います・・・。

 
でも

 いきなり始めるのは,「
危険」なのです・・・。
 
 我々弁護士は,他人の生命や財産の行方に深く関わる仕事をしているのですが,何のスキル(技術)もないまま,独立開業すれば,とんでもない
ミスを犯す危険が伴います。
 そうなれば,弁護士を信じた一般市民の方に多大なる
損害を与える危険があるのです・・・。

 
また
 
 我々弁護士は,お金にはならなくても,
公益のためになることをする使命国選弁護人が一番分かりやすいですかね?)を負っています。
 だからこそ,皆さんから,「
先生」と呼ばれて,無条件に信頼をしてもらえたりするのです・・・。

 
ところが

 新人弁護士がいきなり独立開業すると,そう簡単に経営ができる訳はなく,必然的に
お金に困るという事態が容易に想定できます。
 そんなとき,目の前に
札束を積む依頼者が訪れたらどうでしょう
 その依頼者が,弁護士を利用しようと企む
違法集団だったとしたら

 人間はそんなに強い者ではありません。

 
きっと
 
 「
すればする

という事態になるだろうと思います・・・。

 ボクは,
弁護士えることについては,基本的に賛成しています。

 実際,熊本県弁護士会の会員が増えることを率先して行ってきました(
開業して6年ですが,3人も新人弁護士を採用しています。今年も採用する予定です。)。

 それは・・・。

 「弁護士はもっと
競争することが利用者に求められている。

と信じているからです。

 
しかし

 「
使えない弁護士を増やすこと」については断固反対です。

 
先輩の弁護士先生方!

 
もっと新人弁護士を事務所に受け入れましょう!!

 
ご自分もそうやって,一人前にしてもらったのではないのですか?

 どうして,自分ごとになったら,
食べさせられないからねぇ~
とか
独りが気楽なんだよねぇ~
とか格好悪いことおっしゃるんですか?

 優秀な新人はたくさんいます。

 今は,
買い手市場なんですから,選び放題なんですよ!

 愛情もって育てれば,みんな立派に育ちますって!!

 長々と書きましたが,弁護士にとっては,切実な問題であることを少しは理解していただけたでしょうか?

 では,では(^_^)v


 
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